サイヤムシティホテルに一泊して、次の日二日目。
右も左もわからない状態でとりあえず週末しかやってないウィークエンドマーケット(モーチット)に行くことに。
BTS(モノレール)に乗ってパヤタイ駅からモーチット駅へとにかく行ってみようということで、道を調べる。ほう、電車一本でいけそう。なかなか近代的な電車だ。

これに乗って15分くらいで目的のモーチット駅に着く。方角もなにもわからないので(下調べゼロだった)、とにかく人の流れに沿って歩いてみる。そうすると、現れた巨大市場。
雰囲気的にはアメ横をもっと胡散臭くして、規模を30倍くらいにした感じ。とにかくだだっ広い。売ってるものも衣料品から食品までなんでも売ってる。買い物に来ているのは7割が観光客。店もけっこう観光客向けの商売をしている。

もう、とにかく広い。そんで何でも売ってる。「地球の歩き方」には気に入ったら即買いみたいなこと書いてあったけど、そうしないと戻れない。迷うし、混んでるし、広いからなかなか戻れない。そんなことやってたら日が暮れるって感じ。

まータイに来て間もないし、もしかしたらここで売ってるもんなら他でも買えんじゃね?ってことでそこそこ見て、ウィークエンドマーケットの隣にあるJJモールのフードコードでごはん。ウィークエンドマーケットで食ってもよかったけど、暑いし疲れたしでなんだかんだ涼しいJJモール。
ここはトイレがすごいきれいだし、かなり近代的な雰囲気だから安心できる感じ。
飯も食ったし、二日目のメインイベントである王宮周辺の寺院を回ることにする。
タイ人の交通手段。ワット・プラケーオへ午後になって、さっさとワット・プラケーオにいくことに。道筋を調べているとあることがわかる。
電車が通ってない。東京近郊に住んでいて、東京近郊で遊ぶ人にとってはかなりえっ???という事実かも。
じゃあどうすんの、というと「タイの人はバス、トゥクトゥク、ソイなどを主に使う」ということ。他にはタクシー。
そんじゃバスでいこう、と軽く考えてバスストップに向かう。歩きながら「地球の歩き方」でバスの乗り方をチェック。ものすごい数の路線がある。目的地にあるバス番号と出発地点のバス番号を見比べつつ、これならいきそうだというの見つけてそのバスを待つ。
そこでバスが何台も通り過ぎる。ひたすら通り過ぎる。・・・え?止まらないの??
そこでまた「地球の歩き方」をチェックすると、バスは基本合図をしないと止まらないらしい。料金は乗るバスによって違い、エアコンなしなら8バーツ、ありなら12バーツみたいに料金も違うらしい。
ということでバスを待ち構えるものの、バスの止まり方がすごい。普通にクルマが流れているところで、バスの運転手が乗りそうな人を見つけるとそのまま止めて扉を開く。そこに乗る人がバスに向かっていくのだが、何がすごいって、バンコクの中心地の交通量って半端じゃない。ピーク時の環状線を優に超えてるし、バイクはめちゃくちゃ多いしトゥクトゥクも速度なんか守らないし、みんなけっこう信号無視。
※こんな感じ。

そんなすごい危険に見える道路に飛び込んでいく地元の人。まじ、あぜん。なんじゃこりゃって感じ。バスの乗り方だけで国によって違うのかと思いつつ、どきどきしながらバスになんとか乗り込む(バイクに轢かれそうになる。まじであぶない)。
そこでつかの間安心したものの、次の問題。
どこで降りたらいいかわからない。
ホテルや空港なら全然英語も通じるが、路線バスの中というとそうもいかないらしく、タイ語オンリー。さらに表記もタイ語オンリー。タイのアルファベットみたいなものでかかれていて、判読できない。
もちろん土地勘もまったくないものだから、目印もよくわからん。そこで料金を集めにきた車掌さんみたいな人にガイドブックを見せてみる。そうするとOKOKみたいな仕草を見せてくれた。
なんとか通じたみたいだし、通り過ぎる頃に教えてくれるだろうという楽観的な考えの基、車窓を眺めていると10分くらいバスがなにやら男性がいるところで停車。その時はなにをやっているのだろう、と思ったがあとあと考えてみると、そもそもその時乗ったバスは間違えていたようだ。おそらく、バスの運行係みたいな男性に「あの観光客が・・・」みたいな話をしていたに違いない(指差されてたし笑)。
それでも車掌さんは笑顔で「HERE」と言ってちゃんと目的地で降ろしてくれた。
タイの人優しすぎ。本当。
ワット・プラケーオそうして王宮周辺にたどり着き、道をその辺の屋台で聞き聞きワット・プラケーオへ。
ガイドブックに「ここにはよく詐欺師が・・・」みたいなことが書いてあったから、いったいどんなのが来るんだろうと思って期待していくも出会えず。残念。
ワット・プラケーオは水晶寺院っていうんだっけ、たしか。タイでもかなり有名な寺院の一つ。ここの見所は本殿が一番なのかな?
でも本殿内は撮影禁止だったのでなんか金ぴかの寺院。

とりあえず思ったのはどんな建物にしろ、「でかい・派手・きれい」のみっつ。日本の仏像とはまったく趣が違った。ものすごく金ぴか。なにからなにまで金ぴか。ワット・プラケーオの中にある仏陀の博物館にはダイヤモンドのけっこうでかい塊が200個くらいくっついてる置物があったりする。
これは王様関係の宮殿。

なんかもう圧倒されました。迫力がすごい。
一通りワット・プラケーオを見て、次はめちゃくちゃでかい寝仏があるワット・ポーへいく。
トゥクトゥクワット・ポーに行く際にトゥクトゥクをはじめて使ってみることにする。適当に声をかけて(かけてくるやつは基本的に相手にしない方がよさそう。めっちゃ高い)、トゥクトゥクの兄ちゃんに交渉する。運よく一台目で40バーツまで下げてくれたのでトゥクトゥク初体験。
これは簡易版タクシーみたいなもんなのかな、運転席に荷台がくっついてる三輪車みたいなもの。基本的に値段は交渉で決まって、相場は場所によってまちまちらしい。なので、この場合の40バーツも安いのか高いのかいまいちわからん。
トゥクトゥク運転中。

トゥクトゥク、はえー。これでよく事故らないねってくらいガンガンいく。日本で運転したらぷーぷーならされまくる感じ。
ワット・ポーででっかい仏像そんでワット・ポーにあっという間に到着。ここはワット・プラケーオに比べるとけっこう落ち着いてるとこだった。なにやらマッサージの本場でもあるらしく、マッサージ45分300バーツくらいだったかな?
とりあえず巨大寝仏。

これはまぁでかい。とにかくでかい。京都の三十三間堂っていうのがあってそこにいっぱい千手観音が祀ってあったような覚えがあるけど、あのスペースを一人で使っちゃったーごめんねーって感じのでかさ。しかも金ぴか。
そのせいもあってか、やっぱ日本の仏像とは違って荘厳な感じはあまりしない。どーっんって感じ。写真も撮り放題だし。
ワット・ポーはそこそこにして、そろそろ一回帰ってまたごはん食べにでかけるかーということにする。そこで困ったのが、帰りの交通手段。
バスの路線図みたいなものを持っていなくて、まー当てずっぽうに出発地点と目的地にある番号のバスに乗れば帰れるでしょーっみたいなノリでいた。そしたら目的のバスが来ない。いつまで待っても来ない。しかたないから歩くかーみたいな感じで歩いていたら、目的にバスを発見。
いざ乗ってみて車掌さんにここに行きたいと片言英語で言ってみると「逆だよ。」とのこと。で慌てて降りて反対側の車線でバスを待ち、バスに乗る。するとまた同じお姉さんで、お姉さんがめっちゃ笑う。
そんなこんなでバスの中で乗客で英語がしゃべれる人にそのお姉さんが声をかけてくれたり、目的のところで一緒に降りたおばさんがホテルまで戻るバスを教えてくれたりで、またまたタイ人のめっちゃ優しい部分に触れる。
ほんと、めっちゃ優しい。すげえタイ人。帰りに道にすごい迷っちゃったので、晩御飯は隣のショッピングモールのファミレスみたいなとこで食べる。このときも英語通じないからもう大変。
すごい疲れる一日だった。